寺部 宏一
玉川大学農学部農学科
昆虫学研究室卒業後、
福島県会津にて、
スズメバチハンターとなる。
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所在地:福島県喜多方市
電話:0241-38-3033
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・チャイロスズメバチ (Vespa dybowskii Andre)
スズメバチの中では一番変わったスズメバチかもしれません。
なんとこのチャイロスズメバチは、キイロスズメバチ(もしくはモンスズメバチ)に寄生してしまうんです。
どういうことかといいますと、越冬したキイロスズメバチ(もしくはモンスズメバチ)の女王蜂が巣作りを開始しますと、
後からこのチャイロスズメバチの女王蜂はこの作りかけの巣にやってきて、
持ち主であるキイロスズメバチ(もしくはモンスズメバチ)の女王蜂を刺し殺します。
そして、その作りかけの巣をまるごとのっとってしまうんです。
その後、生まれてきたキイロスズメバチ(もしくはモンスズメバチ)をあたかも
自分が生んだ働き蜂かのように従え、自分の卵を産み、巣作りを行っていきます。
そんなわけで、しばらくするとキイロスズメバチ(もしくはモンスズメバチ)の働き蜂と
チャイロスズメバチの働き蜂が入り混じったなんとも奇妙な巣になってしまいます。
これはチャイロスズメバチによる『社会寄生』と呼ばれています。
チャイロスズメバチは、1から巣作りをせずに初期の負担を負わないという戦略を
持っていたんです。
もちろん、寄生先の女王蜂に勝たなければならないというリスクはありますが、
それ以上に1から巣作りをしなくて済む、という利点の方が大きかったのだろうと考えられます。
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