寺部 宏一
玉川大学農学部農学科
昆虫学研究室卒業後、
福島県会津にて、
スズメバチハンターとなる。
詳しいプロフィールはこちら
所在地:福島県喜多方市
電話:0241-38-3033
携帯:090-8781-8350


スズメバチに刺されないためには
・スズメバチは『 黒 』を攻撃します。黒い衣服などは身に付けにようにする。
・頭はよく狙われ、刺された時の被害も大きいので帽子は必ず着用する。
・スズメバチの巣を見かけても、むやみに近づかない。
・スズメバチが周囲を飛び回り威嚇をしている時は、静かに立ち去る。
・蜂は匂いに敏感です。野山へ出かける際は香水などの使用は控えましょう。
スズメバチは黒いものを狙ってくるといいますが、これは本当です。
スズメバチの巣を刺激し、巣の近くで黒いカメラを構えていますと、
写真が全く撮れないほどカメラはびっちりスズメバチで覆われます。
レンズも覆われていますので、撮っても真っ黒です・・・。
では何故か?
スズメバチにとって本当に怖い存在というのは、クマや人間なんです。
いわゆるスズメバチを食べる存在、すなわちスズメバチの敵がクマや
人間なんです。
クマが全身黒いことから、スズメバチは黒を狙うと考えられています。
また、人間に対しては追っ払うためにもわざわざ弱点を狙ってきます。
では人間の弱点はどこに当たるのか?わかりますか?
これは頭と目です。
スズメバチが多く生息するアジアでは、人間の頭も目も色は黒です。
すなわちアジア人の弱点が黒だから、黒いところを狙って攻撃してくるのです。
実際に頭を刺されると猛烈な頭痛状態になり、とひどい場合、血管に毒が回り
ショック症状が出ます。手や足ならまだ我慢ができても、頭はそうはいきません。
数時間は本当につらい状態になります。
私も大学時代、モロに頭をキイロスズメバチに刺され、3時間苦しんだ事が
あります。いくら冷やしても全然痛みが和らぐ事は無く、ひどい頭痛でした。
なので、とにかく頭は露出しない事が重要です。
そしてもう一つのターゲットの目ですが、目を差された場合失明します。
これは毒液中に含まれる『タンパク質分解酵素』のせいです。たまに
毒液のみを飛ばしてくることもありますが、目に入ってしまうととんでもない事に
なります。
目にも十分注意が必要です。
しかし、やはりターゲットとしては目立つことから、やはり頭は一番狙われます。
なので、まずスズメバチからの第一発目の攻撃を防ぐ為には帽子があると
だいぶ違ってきます。私自身、帽子のおかげで刺されずに済んだことがありました。
ちなみに、スズメバチの毒液中にはいろんな化合物が含まれていますが、
何とビックリ、とにかく人が痛くて痛くて苦しむように丁度いい具合に
調合されているんです。だから刺されるとつらいんですね。
スズメバチがピークを迎える秋の行楽シーズンは、スズメバチに刺される被害が
一番多くなる時期です。これは働き蜂の数が最も多くなる頃で、雄蜂や新女王蜂
といった、巣の存続にとって重要な生殖カーストが羽化する時と重なり、
スズメバチが一番攻撃的な時期なのです。
今までは近くにいても何もしてこなかったハチが、突然攻撃的になり、
威嚇をするようになる事例もあります。巣があっても近づかない事、
ハイキングなどにお出かけの際、または野外作業時にはなるべく帽子
(白いとなお有効)をかぶっておく事が大事です。
巣に人が近付くとスズメバチは警戒し、人の周囲を飛びまわったり、
「カチカチ」という威嚇音を出します。そんな時は巣が近くにあると判断し、
それ以上近づかずに、ゆっくりとその場から離れることも大切です。
またもう1点、スズメバチを含む多くの昆虫達は、目よりも『匂い』の情報を頼りに
行動します。よく言われる『フェロモン』と言うものです。この『フェロモン』を
利用し、昆虫達は互いに情報交換しているといわれています。
スズメバチでは巣に敵が迫った事を警報フェロモンで仲間に伝えます。
実はオオスズメバチの警報フェロモンが比較的簡単な化合物で、今一般に
販売されている香料、化粧品等に含まれている可能性があります。
◆関連リンク
スズメバチに刺されてしまったら オオスズメバチの警報フェロモンとは
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