★キイロスズメバチの特徴

成虫の大きさはは小さく黄色で、飛んでいる姿は オレンジまたは赤っぽく見えるスズメバチです。

巣は屋根裏、壁の中など閉鎖空間に最初作られますが、 その後引越しを行い、家の軒下などに作られることが多いです。

働き蜂の数は一番多くなり、攻撃性も高いので刺される 被害が最も多いスズメバチです。



軒下のキイロスズメバチの巣


壁の中のキイロスズメバチの巣

キイロスズメバチは、一番大きな巣を作ります。 屋根の下などにがぶら下がっているのを見ることがあるかも しれませんが、あれがキイロスズメバチです。

名前の通り、黄色っぽく、飛んでいるとオレンジ色にも 見えたりします。そのため、地方によっては『アカバチ』とも 呼ばれます。 私の住む会津では、ぶら下がっている姿が、 『瓶』に似ている事から『カメバチ』とも呼ばれています。

キイロスズメバチは攻撃性が高く、巣に近づくだけでも、働き蜂が 警戒して出てくることもあります。よく民家にできることが多いので、 気をつけたい蜂でもあります。

キイロスズメバチの大きさは、女王蜂で25〜28mm、働き蜂は17〜24mm、 雄蜂で20〜24mm程です。

生息地域は幅広く、日本の南の沖縄から北は北海道まで分布し、 最近ではその食性が広いことから、都会でもよく見られるように なりました。

目立った特徴として、キイロスズメバチは引越しを行います。

始め女王蜂が狭い空間などに母巣を作り、まずは働き蜂を育てます。 その場所が手狭になると、たくさんの働き蜂の協力の下、屋根の軒下など 開けた処へ移動し、早い速度で巣を再建します。

7月頃は巣がなくても、ある日突然キイロスズメバチの巣が現れたりするのは このためです。このキイロスズメバチの巣の引越しには充分ご注意ください。

スズメバチの引越しにご注意!

キイロスズメバチの女王蜂は4月から6月に巣作りをはじめ、6月頃には働き蜂が 羽化します。その後、9月〜10月にはピークを迎えます。 そして、9月〜11月には雄蜂や新女王蜂が羽化してきます。

働き蜂の数が一番多くなり、巣の大きくなる速度もとても早く、 活動時期も秋遅くまで続きます。交尾を終えた新女王蜂は、 朽木や土なのかで冬の間越冬をします。


キイロスズメバチの巣
(仙台市・大友純平撮影)

キイロスズメバチは、日本のスズメバチの中では 最も大きな巣を建設します。

営巣規模が大きいときは、働き蜂の数は1000匹を超え、新女王蜂や雄蜂も数百匹以上 羽化してくる事もあります。そのため巣の大きさ・蜂の数では、No,1のハチです。

キイロスズメバチの食性は幅広く、ハエ、アブ、セミ、トンボ、さらに ミツバチ、アシナガバチなど様々な昆虫を捕え、餌とします。 また、キイロスズメバチも他のスズメバチ同様、木の樹液や花の蜜を 食べにやってきます。


花の蜜をなめる働き蜂
(仙台市・大友純平撮影)

キイロスズメバチは全国的にも広く分布し、その適応能力から 都会まで進出しています、飲み残しのジュース、落ちているお菓子、 餌になればなんでも良いそうです。そんな事で、 刺される被害も多くの地域で出ています。

キイロスズメバチは攻撃性が高く、屋根の軒下の巣では、 下で作業をしたり、通ったただけでも刺されてケースがあります。

様々な場所で営巣していますので、シーズン中、屋外や民家での 被害が後を絶ちません。会津でもキイロスズメバチによる 被害が一番多いです。

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