キイロスズメバチが高い所にお引っ越し
スズメバチの巣が屋根の軒下に出来たとの依頼をいただきました。
結構高い位置に出来たとのことで、目立つところに堂々と
スズメバチの巣を作るのはたいていはキイロスズメバチ。
どこからか引っ越しをしてやってきたのでしょう。
現場について感じたのは、巣の位置の高いこと、
そしてかなりの頻度で出入りをする働き蜂の姿です。
▼軒先に出来たキイロスズメバチの巣

間違いなくキイロスズメバチの引っ越し後の巣ですが、
気になるのは、もともとの母巣が近くにあり、見つけることが
出来るかどうかです。
引っ越し後の巣に女王蜂が入っているとは思うのですが、
それでももともとの母巣が残っている限り、しばらくは
働き蜂が活動を続けられるからです。
ということで、現場の周囲でキイロスズメバチの母巣を
探しにかかります。
しかし・・・、建物は近代的ですが周囲は山間地。
働き蜂の後を追っかけたつもりですが、見つかりません・・・。
しょうがないのでこちらの現場の巣を生け捕りします。
▼巣のアップ

まずは防護服に着替え、昨日から実験を続けている
働き蜂の捕獲兵器を用意、巣まで接近し、攻撃開始!
見事に働き蜂を生きたまま専用の入れ物に収納成功です。
後は巣をガバッと撤去しました。
女王蜂を含め、かなりの働き蜂も捕獲しましたし、
あとからやってくる働き蜂も捕獲です。
これにて作業完了です。
引っ越し前の母巣のことがどうしても気になりましたが、
今回はこの辺で現場を離れました。
しかし、後日依頼人の方からお電話をいただきました。
『働き蜂がかなり活動しており、玄関付近もかなり
飛びまわっている』とのことでした。
すぐ現場へ向かえなかったので、対処方法などをお話しましたが、
数日後に連絡をしてみますと、『雨が続き、働き蜂の活動が
ほとんど見られなくなった』とのことでした。
ずいぶん早くから引っ越しをしているということは、
もともとの母巣の場所はそんなに大きな空間はなく、
大きな巣はなかったように考えられます。
そのため、雨が続き環境が悪化した結果、女王蜂もいない
引っ越し前の巣では、栄養的にも多くの働き蜂を維持する
事はできなくなってしまったのではないかと考えています。
想像だけでは正確な結論は出せませんが、引っ越しの時期や
母巣の状況、そして駆除する時期、環境などから、
現場のコロニーの状況を判断することも大切なように
思われます。
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