スズメバチの中古住宅
はじめまして。ハチに関していろいろ探してたらここに着きました。
ハチに関して探す要因になった事ですが、２・３年ほど前に
オオスズメバチに襲われたキイロスズメバチの巣に、今コガタスズメバチが
住んでいるのです。
二階の大屋根に作られたキイロスズメバチの巣は、オオスズメバチによって
側面が破壊されていました。
そこをコガタスズメバチがリフォーム（穴埋め）して再利用しているようです。
こんな事ってたまにある事なんでしょうか？
コガタスズメバチがキイロスズメバチの古巣を再利用するとは面白いですね。
古い巣の近くで営巣し、そのまま古い巣にくっついてしまった例は知っていますが、
正直私はそのような巣を見たことがありません。
全くない事ではないとは思いますが、かなり珍しい事例ではないでしょうか？
とても貴重な巣を発見されましたね。
貴重なご報告本当にありがとうございます。
うちの軒先にも15年ほど前に作られた、小さめ（30cm弱）キイロの巣跡が
ありましたが、今年の9月上旬くらいから、キイロが再利用してました。
うちのはものぐさなのか、壁も所々破れたままでしたが・・・
ちょっと見たところ、中の働き蜂も少なかったのですが（20いないくらい？）、
玄関先ということで肥料袋にて撤去してしまいました。
（余裕が無かったので、巣盤の様子までは確認していません。）
玄関先の巣跡は害の無いお守りのようなものだと思っていたのですが、
再利用って結構あるんでしょうかね？
9月上旬から再利用というのは、引っ越ししてくるには
ちょっと時期的に遅いような感じがしますが、
興味深いですね。
働き蜂も少なかったというこので、どこかで自分たちの巣を失い、
その場所にたどり着いたのではないでしょうか。
まだ入ったばかりで、巣全体を修復するにいたって
いなかったのかもしれませんね。
ちょっと不思議な事例な気もしますが、
巣の中の状態が気に入れば、そのまま利用
してしまうのですね。
私のところでも昨年、ある時突然、田んぼの木の中に
モンスズメバチの雄蜂が数匹あらわれたことがありました。
その場所には、数年前にチャイロスズメバチの巣が
あったところなのです。
今回もまた、ちゃんと巣の入口に巣の壁も作られており、
どうやら働き蜂の活動の跡の様子でした。
ある時、女王蜂を失ったモンスズメバチの働き蜂が数匹、
この場所へ入り、少しばかりの巣を作り、雄蜂を育てたのでは、
と私は考えています。
夏頃には蜂なんていなかった場所だったので、
本当に驚きました。
何となく、hizuさんの観察された事例と
近いような感じがします。
自然のなかではいろんなことがありかと思いますが、
スズメバチたちも臨機応変に対応しているようですね。
今回もまた面白いスズメバチのご報告ありがとうございます。
また何かありましたら、どうぞよろしくお願いします。
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寺部 宏一
玉川大学農学部農学科
昆虫学研究室卒業後、
スズメバチハンターとなる。
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所在地：三重県津市
携帯：090-8781-8350
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